独立してから仕事の生産性を意識するようになりました。
日頃から仕事のやり方を見直す意識をもちたいものです。
仕事が多くて人を増やす前に考えるべきこと 本当に増やして生産性が上がるのか
勤務時代は、事務所にて決められたルールに沿って仕事をしていました。
むしろ組織の中で仕事をしていれば、ある程度それに従っていく必要もあるわけです。
ただ、独立してからは、税務判断はもちろん事務用品の購入から税金の納付、見積書、請求書の発行から売上代金の回収方法まで様々なことを自分でやらなければいけません。
仕事と言っても、お客様から依頼を受けたものだけが仕事ではありません。事務の仕事まで含めると範囲は広いです。
やることが多いと、人を増やすことも検討するのかもしれませんが、教育など人を増やしたことによって増える仕事もあります。
また人を増やす以上、人件費を考慮しなければいけません。月8万円としても年間で96万円の資金が必要になります。
でも、ここで考えたいのが、「人を増やして生産性が本当に上がるのか」ということです。
もしこれが本当に上がるのであれば、単純に人を増やしていけばいい仕事ができるということになります。
その前に考えるべきは「今の仕事のやり方が生産性が高いのかどうか」ということです。
先ずは、今の仕事のやり方に無駄な部分があれば、それを見直すことが大事で、本当に必要な仕事だけに絞られているのなら生産性が上がっていることになります。
その状態であれば、仕事が忙しくて「仕事に追われる」という状況にはならなくて済みます。
仕事の生産性が上がらない状態で人を増やすと、無駄な仕事がそのまま残り、むしろ細分化されてしまい生産性が下がることもあるでしょう。
私の場合には、独立して1年そこそこです。生産性を上げる要素はまだまだあると考えています。
小さなことでも気づけば見直しをしています
独立してから見直しをしたことはいろいろあります。数字で見えにくい部分ですが、効果はあったと思います。
細かいことでも、積み上げていくことで、生産性の向上はできると思っています。
会計入力にITを導入
独立する前には、会計入力で預金データ連動などはやったことがありませんでした。CSVデータのインポートは私は個人的にやっていましたが、職場全体ではやっていませんでした。
独立後に会計ソフトを購入してから、すぐに預金のデータ連動を使いはじめました。
税務申告ソフトと会計ソフト連動
独立前の職場では、税務申告と会計が連動しておらず、作成した決算書を見て、税務申告ソフトに入力していました。決算書も税務署に郵送でした。
独立時には「連動性」を重視して、会計ソフトと税務申告書が連動するものを選択しました。
すぐに上手く行かないこともあったり、多少コストはかかったかもしれませんが、生産性があがるのであれば必要投資としています。
納税もインターネットバンキングで
独立前には、お恥ずかしい話ですが、税金をインターネットバンキング(ダイレクト納付ではなく)で納税できるのを知りませんでした。^^;
銀行に行って待つのが嫌なので、たまたま税務署に置いてあったチラシから知って、これも早速実践しました。
請求書はMISOCAに
当初は税務ソフトの付属の請求書管理ソフトを使っていましたが、途中からMISOCAに変更しました。
スマホでも使えて、弥生会計とも連動できるので便利です。
仕事に追われるのは自分のせい 生産性を向上させるものには投資を
独立当初は、普通に20時とか21時まで仕事をしていました。^^;
そのような感じで、仕事に追われているとすれば、人がいないからでなく、自分の生産性が低いからだと思っています。
(組織に所属していれば、他の影響もあるかもしれませんが・・・。)
人がいないからだと思う前に、自分の仕事の生産性を見直すべきだと考えています。
また、自分の生産性を高めることで、受けるべき仕事、お断りすべき仕事もわかってくると思っています。
実際、私の場合にはまだまだ改善点が多いです。
でも独立前に比べたら少しずつですが、変えることができていると感じているものもあります。
やり方を見直して、無駄をできるだけなくし、本質的に必要な仕事だけにできるのが理想ですが、まだ先は長いです。
税務判断など考える仕事については、どうしてもアナログで時間が必要です。
それだけに効率化できそうな仕事があるけど、その知識がないといった場合には、お金も時間も投資をしていくべきだと考えています。
それによって生産性が上がれば、その効果はそこから継続していきます。投資効果が見込めます。動かなければ現状維持です。
国も税制を活用して生産性を重視しています。^^;
【編集後記】
昨日は新しい仕事の資料作成、月次決算処理など。日本代表は見事勝利しましたね。ドーハの頃は行けるか行けないかのところだったのに、今は行って当たり前の雰囲気になっていますよね。でもアジア各国も力を付けてきているからこれまで以上に厳しい戦いになるのではないかと思っています。やっぱり決定力かな。^^;