税理士業をやっていると、相談を受ける機会は少なくありません。
法人の相談、相続の相談、確定申告の税務相談など色々あります。そんなときに自分なりに気をつけていることがあります。
つい話をしたくなるけど、まずはひたすら話を聞く
仕事柄、お客様の疑問や試みたいことの相談を受けることがあります。
その時に気をつけていることは、先ずは話を聞くということです。
多くの場合には、何か考えていることや悩みがあって相談をして頂けると思います。「○○したいと考えているんだけど・・・」、「○○になってしまって・・・」といった感じです。
ご自身で自分なりには検討した上での相談になります。だから自分なりの結論や聞きたい疑問というのは頭のなかで整理されているわけです。
なので、とりあえずそれを話して頂く、こちらはその話をひたすら聞く。
こちらからしたら当たり前のことでも、相手の方にしてみたら当たり前のことではなく、ご自身でそれなりに考えてきたことです。
途中で「あ~、それは○○で△△ですよ。」と言われたら、「自分なりに考えたのに・・・」ときっといい思いはしないでしょう。
このことは以前ある女性FPの方に「話を聞くことも仕事だからね。」と教えて頂いてから意識し始めました。
私もどちらかというと自分の話をしたい方なので、話をしたい気持ちもあるのですが、^^;この言葉を意識して何かを伝えたくても、できるだけ話を聞く姿勢を持つようにしています。
是非意識してやっておきたい 頷き(うなづき)のリアクション
相手の方の話を聞いている時に特に意識していることは「頷き(うなづき)」をしながら話を聞くことです。
相談してくれる時、相手の反応がどうなのかということは、話し手側からすると気になるところです。
当たり前のことですが、聞き手が無反応だと「話聞いてくれているのかな」となり、必要以上に話をしなくなって心を閉ざしてしまうこともあるかもしれません。
ここで話を聞きながら、頷いたり、「あ~」、「ええ」、「はい」などと声をだしたりしてリアクションをすることで、話し手も「同意してくれている。」と感じてくれ、考えていることをさらに話をして頂けます。
私の経験では少しオーバーなくらいに頷いてもいいと思います。相手の方に「話をしても大丈夫」の姿勢をわかって頂くことが重要なので。
あとは相手の方の目を見て話を聞く、リラックスできるように小さな笑いを入れたりすることを意識しています。(笑)
話を聞いたら、自分なりの考えや提案から選択肢を出す
一通り話を聞いたら、相談ですから最後にはこちらへの疑問での投げかけで終わることが多いです。
そこで自分なりの意見を伝えたり、提案をします。
当然、私の考えを押し付けるわけではなく、メリットやデメリットを出しながら選択肢をいくつか出すようにしています。
やっぱり最後は相談相手の方に決めて頂くようにしています。それだけに選択肢はできるだけ作ります。(誰が見ても不利なものは別)
ご自身の考えや意見を尊重してもらいたいですからね。
自分の意見が最終的に正しいとも言い切れないですし、価値観も人それぞれ違うからです。
他の人の話を聞く姿勢やスタイルを見て、真似をしていくのも効果があると思います。
私なりの経験から意識していることですが、独自のものです。こういったことももっといいやり方がきっとあるので学んでいければと思います。
【編集後記】
昨日は所内業務を夕方までやり、夕方から友人の経営する床屋へ行きサッパリしてきました。自分の選択した時間に行けるのもフリーランスならではですね。