2016年の税理士試験も終わりましたね。
そして、また9月から新しいカリキュラムが始まります。
「絶対に合格している」と確信のある人はほとんどいない 結局、悩んでも仕方がない
税理士試験を終えてひと段落していることと思います。
手応えがあった方、自信ないなと思っている方様々だと思います。
ただ言えることは、合格しているかどうかは12月の発表まで誰にもわからないということです。
私は本試験で「やっちゃった」と思ったときでも、合格していたということがありました。(簿記論の2回目の受験)^^;
逆に、TACや大原が開催している解答速報や解答解説会で、合格絶対ラインを超えて喜んでいたときも、フタを開けてみたら不合格だったということもあります。(法人税の2回目の受験)
解答用紙に何も記入をしなかったのであれば、その分合格をしている可能性は下がりますが、何かしらの回答を書いてきているのであれば、チャンスはあると思っていたほうがいいです。
自分が回答できたときは、他の人も同じように回答できていることも十分考えられるし、自分ができていなくても他の人も同様にできていないということもあるわけです。
どちらにしても神のみぞ知る世界です。
できたと思ったのなら、自信をもって12月を待ちましょう。
手応えがイマイチでも、「いや、12月までわからない。きっと合格している。」と強く念じるようにしましょう。(笑)
自分で合格していると思わなかったら、合格するものも合格しません。私も受験時代、自分にも、仲間にもそう言い聞かせてきました。
私も経験してきて悩む気持ちもよくわかりますが、結局フタを開けてみないと何もわからないのであれば、落ち込んだり悩んだりしても意味がありません。
次を見ましょう。
科目選択はどうするか 前向きな気持ちで次の科目へ
税理士試験の発表が12月と3ヶ月も先のため、特に今回初受験の方にとっては、9月からの受験科目の選択は悩ましいところでしょう。
本試験の出来によって、その選択も大きく左右されるかと思います。
でも、自分で何を思っても、結果はやっぱり12月まで誰もわかりません。
だから迷わず、次の科目に進みましょう。
次の科目に進んで、合格だった場合、そのまま次の本試験に向かって頑張ればいいわけです。
次の科目に進んだけど、12月に不合格だった場合、そこで初めて落ち込むなら落ち込み、不合格だった科目に切り替えればいいのです。
9月からの3ヶ月で勉強したことはムダにはなりません。翌年以降に必ずつながります。
でも今回の本試験の出来から、その去年受けた科目を選択して、フタを開けたら合格していたというのは、絶対に避けたいです。
この場合の時間の損失感は相当なものでしょう。働きながらでも9月から3ヶ月、約100日という期間は、少なめに1日3時間で見積もっても300時間にもなるのです。実際には土日はもっと勉強できるのでそれ以上です。
もし、万が一不合格だったとしても、去年一生懸命に勉強したのであれば、本試験の合否発表があってから、1月からでも充分に取り戻すことができます。
やはり前向きな選択をすべきです。
講師に話を聞いてみるのもいい モヤモヤもきっと晴れる
本試験の結果は誰にもわかりません。でも1人でムダに悩んでも仕方ありません。
気持ちの切替えがむずかしければ、講師に今回の受験の話をしてみるのもいいかもしれません。
講師の皆さんはこれまで多くの受験生を見てきています。これまでの経験から的確なアドバイスも貰えるかもしれません。
私もよく相談に行っていました。
先日のTACの実務家セミナーのときにも受講相談会が開催されていましたが、どの講師の方も親身に受講生の話を聞いてアドバイスされていました。
1年間、受講生の皆さんと一緒に走ってきたわけですから、きっと力になってくれます。
普段恥ずかしくて、なかなか話をしていないという方でも勇気を出して一度行ってみるといいです。
悩みも晴れて何か新しいことが見えてくるかもしれませんよ。
【編集後記】
昨日は午後からお客様訪問。会計データのトラブルがあり、本来帰るべき時間に帰れず。何とか回復できました。^^;一瞬焦ったけど、とりあえずよかったです。