税理士試験がいよいよ8月9日に迫ってきました。
本試験まであと3週間で気持ちの面でも相当なプレッシャーがかかってきていると思います。
この時期、受験専念の方は朝7時頃から学校の入口に並んで学校が開くのを待っている時期でしょう。
仕事しながら受験勉強をされている方は、仕事が終わったらすぐに学校へ直行、少し狭めの席でも空いていたらとにかく座るという必死の思いで本番に向けてラストスパートをかけている時期でしょう。
いよいよ本試験が迫ってきたわけですが、毎年この時期になると私は合格後時間が経っていますが、いまだに焦燥感を覚えます。(笑)
当時、どれだけ勉強しても不安は拭えませんでした。「時間がどれだけあっても足りない。」と思っていました。
直前期に惑わされたこと、気をつけるべきだったと感じたことがいくつかあります。今日はそれを書いてみます。
やってきたことを繰り返すのみ あれこれ手を出すのはやめる
おそらく多くの受験生が感じることでしょう「あそこから出題されたらどうしよう?」という気持ちです。この直前期までにしっかりと勉強していればベースは出来上がっています。
今、自分が学んでいる学校の先生や教材を信じて、これまで勉強してきたことをひたすら復習して「薄い色を濃くする」というアクションをすべきでしょう。
直前期になると、これまで以上に「あれも、これもやっておきたい。」という気持ちがでます。私はまさにそういう気持ちに揺れました。
例えば、他校の問題など「現時点で0%の教材に今から手をだすのはやめておく」という判断も必要です。私は他校の全国公開模試を受けたことがありますが、やり直しは全くしませんでした。(結果的に本試験の雰囲気を味わうための受験になりました。)
本試験では、今の実力が仮に100%だとしても、そのまま100%出すことはなかなか難しいです。
この本試験には実力以外に運も絶対に必要です。
今から全くやっていない0%の教材を80%に持っていくのは効率的とは言えません。無色から色を付けていく時間はもうないです。
これまでやってきたことの色を濃くする行動のほうがよっぽど効率的でしょう。
ただし、自分の学校で大事だとされた問題などを全くやっていないのであれば、それは絶対にやっておくべきです。
そのような問題は必ずみんなが本番では解けるようにしてきます。
そういったものがないか今一度、「自分がやってきた勉強の棚卸し」をしてみるといいでしょう。
みんながやっていて自分がやっていないものがあるならば、それを「最優先事項」として本試験までにやりましょう。
全国公開模試の問題をやり直ししていないなら、それを最優先でやっておきましょう。
誰も見たことのない問題であれば、混戦になりますが、学校のみんながやっている問題は勝負を決める問題です。
体調管理は後回しになりがち 朝型人間になろう
私は受験時代のまさにこの時期に、風邪を引いてしまいすごく焦ったのを覚えています。
まだ本試験まで時間があったので幸いでした。
これが本試験直前では泣くに泣けません。1年間頑張ってきたのは何だったのかと。
勉強をどれだけ頑張っても本試験当日に体調不良になっていては、実力の何%が発揮できるのでしょうか?
本試験の昼食後に眠くなることだってあるかもしれません。
そういった意味でも直前期でいくら追い込みをかけると言っても就寝時間を削ってまでやるべきではありません。睡眠時間はしっかりとるべきです。
ある意味、プロのスポーツ選手と同じです。プロのスポーツ選手は試合に備えて食事や就寝時間に配慮し、徹底的に管理されています。
みなさんもプロの税理士試験受験生です。体調管理にはケアするべきです。
この直前期から少しずつ対策していきましょう。
ちなみに私は朝9時に目が冴えているように、この頃は当時5時~5時30分ころには確実に起きていました。
朝食も必ず食べていました。
起きるのが遅いと1時間目の試験は眠かったり、食事も取れずに受験といったこともあるかもしれません。早起きモードに変えてみることをオススメします。
暑いのでクーラーも付けますが、冷やしすぎて風邪を引かないような配慮も必要です。
この時期は体調管理が最重要と言ってもいいかもしれません。少しずつ本試験モードにしていきましょう。
【編集後記】
暑い日が続きますね。昨日は1日中オフで午前中はブログを書いていました。午後は近所のショッピングモールを周回していました。
昨日はあれだけ暑かったからか、たくさんの方が来て賑わっていました。暑い中、出かけるには最適な場所かもしれません。(笑)